マウスピース矯正って痛いの？

マウスピース矯正での痛みはどういうものが想定されるかというと、

①最初にアライナーを付けた始めた時、②アライナーを外した直後食事をした時、

③アタッチメントがついた歯のアライナー着脱時（自分の歯が取れそうな気がする）、

④IPRで歯間に隙間ができ、物が詰まって痛む時、

⑤奥歯が動いて、起き上がってきた時に咬み合わせた時やアライナーをはめた時、

⑥アライナーを外して前歯で硬いものがかじれない時、

⑦IPR（歯間を削る）を行う時、（振動があり臆病になることも）

⑧矯正中歯がグラグラゆれていること自体（乳歯がゆれて抜けるような感触）

⑨硬いお肉を食べる時（グラグラしているので）、柔らかいお肉はOK

 

最初にアライナーを付ける時は、歯の揺れはなく、しっかりしているため、揺れる状態にするための間、痛みが発生する可能性があります。動き始めると付ける時の痛みは減りますが、外した時は、上の歯と下の歯がうまく咬み合わさらないので、痛みを感じやすくなります。食べているうちに感じなくなるようですが、硬いものが食べにくくなるようです。アタッチメントがつくので、くぼみにはまったアライナーの着脱は力がいるケースも多く、この着脱に辛さを感じることがあります。アタッチメントが少ない方が外しやすく、ずれた歯が多ければ多いほど、外しにくくなります。また、IPRで歯を削る場合にヤスリのようなモノを使用しますが、鋸ギリのようになっているので響きますが、予め8倍ルーペを使用し、5倍速エンジンを使用し、先の細いバーを使用すると、それほど辛くはありません。

 

インビザラインの臭い

インビザラインは0.5ミリのポリウレタンという樹脂の素材でできています。入れ歯の素材はレジンという樹脂で種類は違いますが、樹脂の仲間です。入れ歯は同じものをずっと入れるため、市販された入れ歯洗浄剤を使用します。

インビザラインのアライナー（マウスピース）は2週間ごとに取り換えていくため、臭いに関して強烈な臭いはしないと思いますが、お口の中が不潔な場合は、その菌がアライナーに付く訳ですから、歯磨きをしっかり行うことは必要ですし、フロス（糸ようじ）や歯間ブラシなども行った方がよいです。アライナーは外した時や装着時に水洗いし、なるべく清潔に保ちましょう。

数日使用して臭いが気になる場合は、入れ歯洗浄剤を使用することも良いかと思います。また、アライナーに弱めのホワイトニング薬剤を入れホワイトニングを併用することも臭いに関しては有効かと思われます。ホワイトニングの薬剤の主成分は過酸化水素であり、元々消毒（殺菌剤）に用いるオキシフル（オキシドール）と同じ系統でもあり、お口の中で使用できるように配合されているため安心ですし、一石二鳥です。